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人権問題研究集会がありました。

岡山県地域人権問題研究集会の分科会で、真備町の報告をしました。

私と共に、総社市下原の自主防災組織の活動ほうこくや高梁市の職員の報告があり、それぞれの立場でどう西日本豪雨災害に立ち向かったかがわかりとても参考になりました。
特に総社市の自治組織と自治体職員との顔の見える深い信頼関係で、避難生活の取り組みが自主的で有意義なものであったことがよくわかりました。

真備町でお話を伺いました

真備町で、地域の皆さんのご要望を聴いて回りました。
といっても8割の家は、がらんどうの空き家となって、解体かリフォームを待っている状態です。
そのなかでもすでに新築の家やリフォームの家や、2階で暮らしている人がおられます。

話の中では、
「さびしくてたまらない」と突然泣き崩れ、1人で真備に留守番はできないと夫の仕事について行っているという女性。
「公費解体はできたが、家をここに建てるかどうかまだ悩んでいる。もう借家暮らしでもいいかなと思う」
と復興公営住宅についてどうなって行くのか知りたいと言う男性
「みなし仮設住宅はアパートでとなりの音が気になり、どうしても我慢できづにリフォーム前に帰って来た」と言う男性。
「災害後は真備の水道水がまずくなった。ピリピリするがどうしてか」とご要望。
そのほかにも災害の時のつらい思いを話されたり、「今ごろとても疲れて来た。」「何もするきになれない」などの声も聞きました。1日かけてうろうろして20人と話が出来ました。

ご相談や今の被災者支援の内容などお伝えしたりもしました。情報がなくて困っていると言う人も多くありました。
まだまだ、被災者のたたかいは始まったばかりです。同じ歩調で寄り添って行きたいとおもいます。

長田区の復興

午前中は長田区で開かれた関連行事「ひと、街、くらし長田1・7メモリアルのつどい」に参加し、真備町のことを報告しました。
長田区の復興の状況について、みんなでメモリアルウォークということで、地元の森本神戸市議の案内のもと回りました。

私は一年間だけ学生時代に長田区に住んでいたので、震災前の街を知っているのですが、まったく変わっていました。被災の爪痕はさすがに残っていませんが、空き地のまま残っているところや、再開発できれいになった商店街がシャッター通りになっていまい、再開発のやり方が、被災者が主人公になりきっていない問題があることを知りました。
そんななか頑張っている商店の店主さんがマイクをにぎりあつく語ってくださったのは、感動しました。
鉄人28号は三分の一はカンパで建設され、活性化に一役かっており成功だったとききました

阪神、淡路大震災の被災者の運動があって生活再建支援制度もあることを聞きました。何も国の保障の無かった神戸の災害から全国の被災地の運動が繋がってると深く学ぶことができました。
私たちもその流れのなかで、さらに被災者に寄り添い勝ち取っていきたいです

そしてなんと会場の皆さんに主催者の方が倉敷市の被災地カンパを訴えてくれました。なんとありがたいことか。被災地連帯はすごい

阪神淡路大震災24年 メモリアル集会

阪神淡路大震災24年メモリアル集会が神戸市で行われ、私も水害被災地からの報告という事で、岡山県のことを報告しました。

今神戸市では、借り上げ復興住宅から市が被災者を追い出すために裁判にかけた前代未聞の問題が起こっており、その運動の報告をお聞きしました。

被災者が人間らしく生きる権利をうばう自治体のやり方に怒りが広がっていると知りました。

やはり、復興に向け、憲法に基づいた、生存権や幸福追求権に基づいた姿勢が行政の柱にないとダメだと感じます。

私以外にも、茨城県常総市、愛媛県、広島県呉市などからもそれぞれ報告があり貴重な交流ができました。

うれしいニュース

岡山県新年度予算要求額が発表されました。

なんと、被災生徒に対する奨学金制度が新設されました。高校生に対し、支給されます
無利子で貸し付けし卒業すれば、返還免除となります
昨年、私は文教委員会で「被災し大変な家庭の方が、高校進学をあきらめることのないように奨学金を支給してほしい」と質問し要望していました。