新潟で行われた第11回生活保護問題議員研修会に参加しました

私は、第4分科会「進む居住支援と縮む公営住宅ーこれからの住宅政策を考える」に参加しました。
3つの講演
◎NPO法人神戸の冬を支える会の觜本さんから、住居を喪失する理由は、失業や病気、高齢、DV、虐待、に加え、増えているのは、服役、勾留などのひとが3割をこえ、さらに外国人労働者なども増えていること。住居がないと自力で生活再建は極めて困難なこと。住居確保のための支援策について、また実際に年間100件をこえる入居支援をしている経験を学びました。
住宅セーフティネット法が改正されだがまだ不十分であることなど指摘されました。

◎国民の住まいを守る全国連絡会代表幹事 坂庭国晴さん
公営住宅の現実と課題を講演。
公営住宅はほとんどが黒字経営で、自治体のお荷物ではないこと。
公営住宅の修繕と費用負担は行政の義務である根拠を学びました。風呂ガマやボイラーなどを入居者が設置するなどは、間違っている対応で、そんなところがまだあるのかと言われました。
我が岡山県の県営住宅も老朽化が深刻ですがまったく直さす、いずれ解体か、市町村へ押し付けると思って対応している気がしていましたが、、国は公営住宅を減らす方針は持っていない。ということも驚きで、しっかり改修要望を求めたいと思いました。

◎一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事 稲葉剛さん
これからの住まいの貧困を考える講演
これからの10年でさらに100万人をこえると言われる下流老人、高齢者や障害者、外国籍住民の入居差別が起こっているなかで、ハウジングファースト東京プロジェクトとして、支援をしている取り組み。THEビッグイシューというホームレス支援の雑誌を発行し若い方々が活動を支えていることに感動しました。

住まいの問題は、私も被災者支援のなかで、最も大切な事だと身にしみていたので、全国の取り組みと課題がよくわかり、強行軍の研修会でしたが来て良かったです。