交通政策に関する視察に行きました。

県議会交通政策推進議員連盟で視察がおこなわれ参加しました。

1カ所目
新岡山港にて、フェリー自動運転実証実験について。

2カ所目
小豆島町へ路線バスなどの公共交通について。
運転手などの人手不足問題解決のためにAIによる自動運転バスの実証実験をおこない、無人運転をめざす研究をしているとのことでした。
しかし、現実にはAIによる自動運転で無人にするためには法令をはじめいくつものハードルがあり、しかも「AI自動運転バスの維持管理費は1キロメートル年間6000万円」くらいかかるらしく、人件費が減ってもそれ以上に経費がかかり持続可能性はきびしいとの話がありました。

3カ所目
赤磐市のAIデマンド型市民バス「のるーとあかいわ」について。
赤磐市は定時定路線バスを5路線運行していましたが、利用者がへったため、昨年から定期便を減らし、デマンド型の市民バスを導入し、AIによる配車システムを開始したとのことでした。
AIデマンド型配車予約は、導入は国の補助金で何とかなったが、維持するためのシステム費が870万円かかり、なおかつデマンド型バスの経費が重なり以前より公費が必要となっているとのことでした。
それでも、市民の要望に合わせて配車でき、どこまでいっても市内なら400円と安く乗れるのでもっと普及したいとのことでした。

4カ所目
JR西日本岡山支社へ。
利用の少ないローカル線に関する課題について、支社長、副支社長自ら説明をしてくださいました。
「その線区の経営状況が赤字か黒字かということをもって必要性を考えているわけではない」と議論を重ねていきたいと言われました。
芸備線の廃線について協議会で議論されている時です。
私は芸備線をぜひ残してほしいと思い、芸備線の持続可能性について鉄道の上下分離(線路の維持管理設備投資を公費で行うこと)は、JRとして考えるられるのか?と聞きました。
支社長は、「芸備線について今のところその段階にはない」といわれました。
バスや他の手段のほうが良いこともあるので検討していくことが必要というようなことを言われました。
バスなどがどれだけ大変か、わかってないのかなーと思いました。
今回の交通政策推進議員連盟の視察は、とても学ぶものが多く、さらに公共交通について研究し、提案できるようにしていきたいです。

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