9月2日 エネオス株式会社水島製油所へ

コンビナート事故の真相解明と再発防止を求め
エネオス株式会社水島製油所へ
日本共産党県議団・市議団そろってうかがいました
8月13日23時頃にエネオス水島製油所B工場で発生した油の飛散事故について、事故の実態調査と共に、再発防止と被害か・損害への補償を求める申し入れを提出をしました。
孫所長をはじめ各部署の責任者のかたがそろって対応され一時間の説明と質疑、その後現地視察調査も行いました
事故は、石油コークス製造装置からバルブの誤操作という、ヒューマンエラーによるもので、90秒間にわたり800㎏の油が、児島の宇野津地域に飛散するというものでした。被害規模は問い合わせ件数195件、車両468台、家屋90件、農作物36件、太陽光パネル25件などです。近隣のコンビナートにも被害があったようです
問題だと感じたのは、
・この飛散事故について、工場内の幹部に伝わるまでに三日間もかかったこと。
・地域に大きな被害があったこと
・飛散物は、ガス、軽油、重油の混合物で、ヒ素、水銀、クロム、鉛なども微量ではあるが飛散しており、定量下限未満で安全性に問題はないとの説明だが、扱っている科学物質の毒性は高いだけに深刻さを感じる
・水島コンビナート全体で今年既に12件の事故がありその半分にあたる6件、つまり半分がエネオスで事故が発生しており、群を抜いて多い
・再発防止策として、職員の教育ばかり強調していたが、安全第一の体制強化と対策の見直しが必要と感じた
いづれにしても、コンビナートは、地域の環境を守り、地域住民の命と安全第一の事業をする社会的責任があることを忘れぬようにと強く求めてまいりました。