家庭教育応援条例について 8月12日の常任委員会

岡山県議会
家庭教育応援条例(案)について、環境文化保健福祉委員会と文教委員会で、パブリックコメントについて協議されました。
たくさんの県民の方も傍聴にこられ、委員会終了後、民主県民クラブの会派の呼びかけで報告会も開かれました。
氏平県議の環境文化保健福祉委員会の内容についての議論の概要を紹介します
高橋議員 (民県)
過去最多のパブリックコメントが寄せられたことを重く受け止める必要がある・・
(以下 岡山県家庭教育応援条例【素案】にかかるパブリックコメントを受けて 民主・県民クラブ 参考)
氏平議員(共産)
パブコメの結果からも県民の関心の高さがうかがえる。真剣に受け止めるべき。
特に女性から、「選択的夫婦別姓からの流れでのこの条例、岡山遅れているのでは」の声が。
委員会での場の議論に県民が期待している。パブコメを受けて、自民党の先生方、どう受け止めているのか。
中塚議員(自民)
核家族化や、一人親が増えている現状に合わせた施策が必要。
高橋議員の話でヤングケアラーがあげられていたが、(この条例が)どこの範囲を含めるのか議論していければ。家庭教育の重要性を感じている。
 第一義的責任、萎縮を与えるのではというのがあるが、親としての責任は意識する必要がある。
加藤議員(自民)
それぞれの家庭、細かくいくとキリがない、という中でパブコメとらせて頂いた。
自分たちは(他県に)勉強もしに行ったが、親学を勉強するいいきっかけになっているようだった。進めていきたい。
氏平議員
 エビデンスがとれていない。核家族化や教育力について。
 根拠は。加藤先生、どうでしょう?
加藤議員
 今やらなければ、いつできる。私たちがやらなければという思い。
 すべての家庭についてOKかと言えば、そうでないこともあるかもしれないけれど。
中塚議員
 今なぜ、という話がある。
 教育水準はいいかもしれないが(昔より)、教育格差が広がっている。
 不登校で親が学校に行かせなかったり、義務教育でもあるにも関わらず、義務を果たしていない。学校へ行く重要性を理解していない。格差をなくすため、意識を高めていく必要がある。
氏平議員
 言っていることはわかる。
 シングル、貧困など(家庭にある困難に対して)、他に今ある政策で対応している。
 この条例は親学というか、精神の部分まで入り込んでいる。
中塚議員
 支援策は行政がこれまでもやってきている。
 精神に踏み込むとまでは思っていない。
 今やっている支援だけでは、とりのこされる子どもたちに対応する必要がある。
 一人ひとりの親に意識を持ってもらうことが必要。
高橋議員
 条例の立法根拠が必要なのに、それがよくわからない。家庭教育が重要なのはみんな理解できる。解決しなかればならない課題と道筋がわかりにくい。
 家庭教育に行き詰っている人に「お前ができていない」というのではなく、寄り添った支援が必要だと思う。
加藤議員
 前文だけでも10時間かけた。短いスパンで条例の見直しはしていきたい。
氏平議員
 他県でも制定されているが、内容が一緒。岡山県の状況が反映されているものではない。
 施策をおこなう市町村の意見でも、否定的、一方的という意見が多いが。
高橋議員
 課題解決型とは違うアプローチの条例だということだと思うが、理念法であるならば、みなが納得するものにするべき。
 具体的なものをどう入れていくかの議論が必要では。
佐古議員(無所属)
 教育基本法に第一義的責任は書かれている。親として責任をとるのは当たり前のこと。
 言葉の選び方の問題ではないか。変えたら理解されるのでは。
 放課後子ども教室が必要なのに、設置されていないなどのエビデンスはある。
小田議員(自民)
 たくさんの意見が出た。これ以上やっても、(ほかの議題もあり)先が長い。
小林委員長(自民)
 回答案を文教委員長と一緒に考えて提案したい。
以上
以上のような内容でした。
今後丁寧なパブリックコメントに対する回答について委員会で協議出来るように再度申し入れていきたいです。
写真は3月議会の本会議の様子で、内容とは関係ありません